MORITA INDUSTRIES INC | モリタ工業株式会社

MORITA HISOTRY

長期安定供給への取り組み

品質と安全の追及

ガス風呂釡は、法律上も設置上も空気の給排気方式によって分類されますが、多数ある給排気方式の中で最も古いものがCF式(Conventional Flue/自然排気式)です。平たくいうと煙突をつけてガスを燃やす方法で、建設当初の団地で採用されていました。角釡はCF式風呂釡になります。

CF式風呂釡にも様々なタイプがありますが、最新の製品に比べるとどのようなタイプであっても安全性能が大きく劣ります。角釡の場合は、ガスバーナーがむき出しで浴室外の小屋に設置されますので、洗濯物などがかかれば火災の危険があります。そのほか、たとえば浴室内部に設置するCF式風呂釡ですと、煙突に穴が開いて排気ガスが浴室に漏れたときに中毒事故になる危険性があるのです。

浴室外設置型CF式風呂釜の施工例

私どもは長い時間をかけて様々に製品を改良し、安全な技術方式を生み出してきました。ガスふろ給湯器メーカー各社もCF式をいまだ販売しているものの、基本的には取り換え需要に応じるためであり、新たに設置する場合にCF式をご案内することはありません。角釡も同じであり、旧雇用促進住宅の団地での取替設置以外には、販売をしておりません。

建造物と共に社会の課題に向き合う

しかし、廃坑となり職を失った労働者のために建設された雇用促進住宅が、現代においてビレッジハウスとして生まれ変わり住宅セーフィティネットとしての新たな社会的使命を担うようになっています。この意味では旧雇用促進住宅は、建築寿命の続く限り時代を超えて、低賃料の住宅供給という社会課題に向き合ってきたとも言えます。

リフォームのたびに最新型の壁掛型ガス給湯器への取替えが進んでいますが、建設時期が古い団地のなかには建物内の配管の問題でガス圧が不足し、角釡しか設置できない住戸があります。当社が、発売から50年経過した現代でも初期の設計を変えずに毎月生産を続けるのは、その需要にお応えするためです。

安全は最優先。それでも、この風呂釡がなければお風呂に入れない人がいます。当社はガス機器メーカーの責任として、またお風呂を沸かす機械を作ることで社会に貢献してきた企業の矜持として、安定した製品供給に最善を尽くしてまいります。